先日、ふらっと大型書店に立ち寄り、さまざまなジャンルの本棚を巡る時間がありました。
本屋という場所は不思議なもので、自分のその時の関心や心の状態がそのまま「足が止まる棚・通り過ぎる棚」として現れます。
今回は、本屋で自分が「ピンと来たコーナー」と「来なかったコーナー」を観察してみて気づいた、自分自身の価値観や興味の軸について書いてみようと思います。
医療系で働いているけれど、専門書の棚には惹かれない
私は現在、医療系の職種で勤務しています。
ですが正直なところ、仕事は「生きるための手段」として割り切っている部分もあり、本屋の医療・医学専門書コーナーに行っても、あまり心が躍りません。
仕事に必要な知識を補うことはあっても、休日にプライベートでわざわざ手に取りたいかと言われると、そうではない自分がいました。
「職種=自分のすべて」ではないという当たり前の事実に、本棚の前で改めて気づかされます。
しっくり来た「ピンとくる棚」の共通点
そんな私が吸い寄せられるように足を止め、ワクワクしながら背表紙を眺めていたのは、次のようなコーナーでした。
1. 人類学(文化人類学・医療人類学)
人間とは何か、地域や文化によって人々はどんな意味や価値観を持って生きているのか。医療を単なる技術ではなく「人間の営み」として俯瞰する人類学の棚は、見ていて一番しっくり来ました。
2. 社労士(労働法・社会保険・働き方)
働くこと、生きていくための社会制度、自分や大切な人の生活を守るための法律。生きるための現実的な仕組みを教えてくれる棚には、強い興味と納得感がありました。
3. 英語(語学・異文化)
自分の世界を外に広げてくれるツールとしての英語。新しい言葉や異なる視点に触れる感覚は、心地よい刺激になります。
逆に「あまり心地よく感じなかった棚」
一方で、世間的には人気があったり重要視されていたりしても、今の自分のアンテナには引っかからなかった棚もありました。
・統計学 ・学校教育 ・小説(フィクション)
これらが悪いわけでは決してありません。ただ、今の自分にとっては「実実とした生(なま)の人間や社会の仕組み」に直接触れるテーマの方が、より切実で面白く感じられるのだと思います。
本屋巡りで見えてきた、自分の「生き方の軸」
本屋の棚を巡りながら自分の心の反応を観察してみると、自分が求めているものがはっきりと見えてきました。
私は、単に仕事のスキルを上げたいわけでもなく、架空の物語に逃避したいわけでもない。
「人間や社会がどう成り立っているのか(人類学)」「この社会でどう身を守り生きていくか(社労士)」「自分の世界をどう広げるか(英語)」という、生きていくための探求に惹かれているのだと実感しました。
おわりに
仕事は生きるため。でも、生きることそのものを面白がり、知的に探求していくこと。
この本屋での気づきこそが、まさにこのブログ『study and life』で発信していきたいテーマそのものでした。
みなさんもぜひ、ふらっと本屋に行って「自分がどの棚で足が止まるか」を観察してみてください。思わぬ自分自身の本音や興味の軸が見えてくるかもしれません


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